工務店と建築事務所の違いはなんですか?

お施主様が工務店に建築を依頼すると、施工と設計と一貫して請け負ってもらえます。しかし、設計については「工務店から建築事務所へ設計を依頼する」パターンが多いです。

一方、建築事務所は設計を専門としており施工はしません。独立した立場で設計を行うため、お施主様の意向を最優先とした設計を行います。「設計図ができたら終わり」ではなく、設計図どおりに施工が行われているか、工事の「監理」もさせていただきます。

お施主様にとっては、窓口が「工務店」になるか「建築事務所」になるかの違いでしょうか。設計と施工を合わせた費用はどちらも大差ないと思います。

建築事務所が行う「設計・監理」とはなんですか?

「設計」とは建物全てに関する方針を決めて、必要な図面や書類を作成することです。不動産のチラシのような「間取り図」だけではなく、具体的には①法規関係の調査や手続き、②詳細な図面の作成、③構造的な安全性の確認、④断熱性能の検討などがありあます。

「監理」とは、「設計図」どおりに施工が行われているかどうか確認することです。出来上がった後で隠れてしまう部分についても、「構造上問題がないか」「使用している材料は設計通りか?」など、その都度チェックします。

建築事務所へ依頼すると、設計費はどのくらいかかりますか?

新築の場合、施工費の10%程度を設計費として頂いております。ただし、リフォームの場合は調査内容や作成する図面によって、費用は若干上下します。

「ハウスメーカーや工務店に依頼したら、設計費はタダ」と思われるかもしれませんが、設計作業に時間や労力がかかっている以上、どこかにその金額は含まれているはずです。

リフォームの場合、調査の内容や工事の規模によって変わります。大規模なリフォームの場合は「新築」と同程度となります。