事例(耐震改修)

耐震改修の方法としては、①屋根の軽量化 ②壁の補強 ③基礎の補強 があります。

①②③の内容や組み合わせは、最も費用対効果の大きなものとなるよう、検討いたします。

①屋根の軽量化

施工の手順1:既存の屋根瓦と葺き土を撤去します。

施工の手順2:新しい防水下地を敷きます。

  ※野地板も一緒に補強しています。

施工の手順3:軽量瓦葺きの完成です。

施工の手順3(その2):金属葺きの場合は、こんな感じです。

※ 葺き土がなくなるので、室内がたいへん暑くなります。

  屋根の軽量化には「断熱材の敷設」もセットで行います。

  断熱材の敷設は、天井をめくらなくても行えます。

② 壁の補強(耐力壁の設置)

手順1:既存の壁を撤去して、下地を出します。

  ※ 壁際の天井も部分的に解体しています。

手順2:柱と梁の接合部が外れにくいように、接続の金物で補強します。

    金物は小さく見えますが、かなり強力な長いビスで留めています。

手順3:耐力要素になる壁(構造用合板)を設置します。

    設置にあたり、下地も補強したり、ついでに断熱材を入れたりています。

  ※ 耐力要素の壁は、構造用合板の他にもいろいろあります。

    部屋の用途や必要耐力に合わせて使い分けています。

手順4:仕上げも元通りに補修します。

※耐力要素には、いろいろなものがあります。

③ 基礎の補強(無筋コンクリート基礎の隣に、鉄筋コンクリート基礎を添える)

手順1:現況の基礎を露出させます。

手順2:現況の基礎に鉄筋を差し込みます。

手順3:現況の基礎の隣に鉄筋コンクリート基礎を作ります。

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